パーソナルデータを管理運用するアプリです。SNSや名簿管理や写真の共有もできます。あなた自身とあなたが指定した他者だけがデータにアクセスできます。
●データ共有
Personaryでは、共有ストレージ経由でいろいろなデータをフレンドと共有することができます。自分のスマートフォン等が動いていなくても、自分が予め許可した範囲で、共有ストレージにある自分のデータをフレンド同士が共同編集したりできます。ここで配布しているPersonaryでは共有ストレージとしてGoogleドライブを使っていますが、将来は他にもいろいろなストレージが使えるようにする予定です。
●初期設定
Personaryを使い始めるには、「ストレージ設定」で共有ストレージのアカウントとPersonaryのパスフレーズを設定して下さい。パスフレーズは"purple elephants persuade mary to fly"とか「めにはめをはにははをにわにはにわにわとりがいる」のような憶えやすく推定しにくいものにして下さい。パスフレーズの管理者はあたなだけなので決して忘れないで下さいね。
●安全性
データは原則としてすべて暗号化して端末と共有ストレージに保存され、その暗号を解く鍵は自分が指定したフレンドにだけ開示されます。それ以外の他者にはデータの中味がわかりません。もちろん共有ストレージの運営者であるGoogle等にもわかりません
また、暗号を解いたデータを取り出すには、Personaryを偽造してインストールし、パスフレーズを入力する必要がありますが、それには明確な悪意と高い技術が必要です。つまり、データをうっかり洩らすことはあり得ません。
●データ
「氏名」や「自宅」などのデータからなる「生活録」と「チャネル」という2種類のデータがあります。生活録はいろいろなデータのタイムラインです。チャネルもタイムラインを含むことができます。チャネルのタイムラインは主にメッセージからなります。
●チャネルの使い方
チャネルには「氏名」や「自宅」などのプロフィールデータや他のチャネルを開示したりフレンドからデータを開示させたりすることができます。チャネルをフレンドに開示すると、チャネルに開示されたデータがフレンドに開示されます。そのフレンドにチャネルのタイムラインの編集を許可することも閲覧だけを許可することも可能です。
●いろいろなユースケース
いろいろなオントロジーを使うことによってたとえば母子手帳や家計簿などいろいろな用途にチャネルを使うことができます。自動生成スクリプトを持つ他のPersonary利用者とフレンドになると、オントロジー(データのスキーマ)が設定されたチャネルが自動生成されてその利用者と共有されますから、面倒な設定は不要です。
●動作環境
PersonaryはiOS 11以降のOSで動作します。